日本のがん治療は、主に学会などが取り決めた治療の手術療法、放射線療法、化学療法(抗がん剤)の三大療法になります。
日本ではがんになってしまった方の約85%がこの三大療法を選択しています。
しかし米国では8%、カナダに至っては3%の患者様しか三大療法を選択していないという現実があります。
この理由が物語っているように、実はこの三大療法こそ、人間の細胞自体を壊滅させ、免疫力を低下させ、がんの治療を妨げる原因と言われています。
がんの三大療法とは
まず初めに、三大療法について説明したいと思います。
がん治療の手術は早期がんには適しているが…
手術は早期がんに対して非常に有効な治療法です。
がんとの闘いでは、がん細胞の数を減らすことが最も重要なので、腫瘍を一度に摘出することが可能な手術の特性は大きな利点です。
また、手術には、がんを診断する上でも大きな意味があります。
そもそもがんは、手術によって摘出したがん細胞を病理検査で分析した後、初めて確定診断となります。がん細胞を病理検査医が見れば、飛び散りやすいかそうでないかといったがんの性質もわかります。そういった知見が、その後の治療方針を検討する上でも参考になります。
しかし、手術にもデメリットはあります。
まず体を大きく傷つけるので、それによるダメージは避けられません。手術の直後には体力も免疫力もぐんと低下し、その影響により再発の可能性が大きくなります。
また、取り残したがんが体の中に存在すると、がん細胞は急激に増殖を始めます。それは、手術で傷ついた組織を修復するために、細胞の増殖を促す信号が全身に発せられるからです。がん細胞も、ほかの正常細胞と同時に増殖信号を受け取り、刺激を受けて分裂のスピードを速めるのです。
放射線療法の良いところ・悪いところ
次に、放射線療法は、腫瘍のある部位を狙いX線などを浴びせ、がん細胞を減らす局所療法です。
がんを「焼く」といわれているように、体内のがん細胞にやけどをさせて殺すようなイメージでとらえられます。
ただし、自由診療の重粒子線などと異なり、保険診療で行なわれるX線療法などは、分裂中の細胞が死ぬしくみなので、治療時に分裂していなかったがん細胞は生き延びます。
そこで、次に紹介する抗がん剤と同じように何度も繰り返し照射して、なるべく多くのがん細胞を殺すことを試みますが、がん細胞を全滅させることはできません。
さらに、この放射線療法は、がんと闘う上で不可欠な免疫にダメージを与えてしまいます。
そして、放射線自体にも発がん性があるため、治療の回数を重ねて一定量の放射線を浴びてしまうと許容量が限界に達して、治療の継続ができなくなります。
さらに放射線により、がん細胞を殺すと同時に正常細胞も殺してしまい免疫力が低下し、こちらも再発の可能性は大きくなります。
抗がん剤(化学療法)の良いところ・悪いところ
手術や放射線療法が、局所のがんに有効な治療法であるのに対し、「抗がん剤による化学療法」は、飛び散るがんに対して有効な治療法とされています。
そのため、保険診療の範囲内で転移または転移の可能性のあるがんを治療する場合は、抗がん剤による化学療法を受けることが一般的と言われております。 一般的にいわれる「抗がん剤」の大半が、「殺細胞性化学療法剤(殺細胞剤)」というものです。
副作用
殺細胞剤には、分裂中の細胞のDNAに取り付いて細胞の複製を妨げるという作用があります。
殺細胞剤がDNAに取り付くと、細胞が分裂・増殖するときにDNAはちぎれて死んでしまいます。
これにより、体のいたるところに散らばり異常な分裂を繰り返している、がん細胞を叩くことができるのです。
しかし、狙っているのが分裂中の細胞であるため、分裂していないがん細胞は治療の網をかいくぐり生き延びます。
逆に、正常な細胞であっても分裂中の細胞であれば、治療の巻き添えにされてしまいます。
特に、消化管の粘膜や骨髄、毛根などの新陳代謝が早い組織の正常な細胞は、分裂が速く大きなダメージを受けやすい傾向があります。
殺細胞剤の副作用として、髪の毛が抜ける、粘膜がただれる、骨がもろくなる、といった症状が出やすいのは、こうした理由です。
殺細胞剤の問題は、副作用だけにとどまりません。
がん細胞には「がん幹細胞」というものが少数存在します。
がん幹細胞は、滅多に増殖しないため殺細胞剤の標的にならずに生き残ります。
また、がん幹細胞は新しい腫瘍をつくり出すため、飛び散ってしまうと転移・再発となります。
殺細胞剤は一回投与しただけではがん細胞を一掃することはできません。
なので、休薬期間を置いて複数回投与します。殺細胞剤を投与した直後はがん細胞がぐんと減り、腫瘍が小さくなったり成長の勢いが止まったりしますが、投与を繰り返すうちにやがてその薬では死なないがん細胞が増え始めます。
すると、がん細胞は一転して爆発的な増殖を再開します。これは殺細胞剤に限らず、どんな薬にも起こる「薬剤耐性」という現象です。
三大療法は上に書いた通りメリットもありますが
デメリット(副作用)がつきものとなって来ます
https://anktokyocancer.jp/consultation/cure/07.html
そこで比較したいのがヨウ素療法です。
注目される最新医療「ヨウ素療法」
ヨードは、老化や炎症を起こした細胞や異常細胞(がん細胞)、活性酸素やウイルスを体外へ排除すると共に、正常細胞を活性化し、体の機能を高める効果があります。 中でもがん細胞以外の正常細胞は傷つけずに、がん細胞のみを直接攻撃し死滅させることが分かってきているようです。
さらに先ほどの文にも書いたと思いますが、耐性と蓄積(薬剤耐性)というものがあります。
この耐性は、抗がん剤を使用する際などに聞く言葉になるのですが、「抗がん剤(薬剤)を使い続けると、効果が落ちてきてしまう事」を意味しています。
コロイドヨードが継続使用に適している理由
医療現場では、よくある話になりますが、「利きが悪くなってきた(耐性ができてしまった)ので、他の抗がん剤に変えてみますか」という会話がよくあるそうです。
抗がん剤は、相当数の種類が存在していますが、この尋常ではない数の多さは耐性の問題の、ひとつの原因ではないかと考えられています。
そんな中、コロイドヨードは耐性が認められていないので、継続して使用する事が可能です。
症状が重い方に関しては2、3時間おきに、飲むのが良いとされています。
コロイドヨードは2、3時間おきに、体外へ汗や尿などと一緒に排出されるからです。
2、3時間で排出されてしまうと、効果がないのではと思われがちですが、がん細胞を死滅させて排出しているので、体内に長時間蓄積されることがなく逆に安全性が高いと言えます。
どんなに良い成分や物質でも、体内に長時間蓄積した場合、問題が起こり体の機能をおかしくしてしまう可能性があります。
そんな中、抗がん剤は種類によりますが、完全に排出されるまでに体内で2年ほど蓄積してしまうものもあります。
その分、コロイドヨードは2、3時間で排出されますので、長年の服用においても副作用の報告は一切無く安全性が高いと言えます。
三大療法と比べ症例が少ないことが少し不安です。
ですが、長年の服用においても副作用は一切報告されていないとは言え、三大療法と比べると症例が少ないことがリスクとも言えます。
コロイドヨード療法の化学療法に対する優位性
転移した状態であるがん治療において、医療現場で受けられる主な治療は、化学療法(抗がん剤治療)と放射線治療です。
ですが転移して体中に散らばったがん細胞を外科手術ですべて取り除くことは事実上不可能となるため、どこにあるかわからないがん細胞に作用させるためには薬品を体全体に行き渡らせることが必要であると考えられます。
さらに、現在化学療法(抗がん剤治療)で使われている薬品は、がん細胞のみに作用することはできず、正常細胞も傷つけてしまうため、辛い副作用が発生します。
それに比べ、がん細胞のみを直接攻撃し死滅させることができるコロイドヨード療法は、直接的に効果をもたらし、さらに辛い副作用を無くすことができます。
海外では当たり前になっている代替療法のうちのコロイドヨード療法。
日本でも多くの方に知っていただき、多くの患者様の命を救っていくのではないでしょうか。
コロイドヨードの今後の活躍に期待しています。