代替医療とは

※追記※

近年のコロナウイルスの流行に対してコロナ予防をしていく為の情報も発信する事にしました。ワクチン以外にもコロナ対策・予防になる情報があれば随時、情報発信していきます。

がん(癌)の治療法と言えば、良く知られている三大療法(手術療法・薬物療法・放射線療法)があります。
しかし、世界に比べて日本国内では普及が遅れている「代替医療」という方法も存在しています。当サイト「代替医療ノート」では三大療法以外にも代替医療などといったがん治療の選択肢を考えるために情報発信をしていきます。

がんの代替医療(補完代替療法)を用いる際は必ず医師に相談し、現在の進行度や病状に合わせて慎重に考えることが大切です。
がんの代替医療には手術や薬物療法と併用する場合、もしくは代わりとして行う医療など幅広い種類があり、やみくもに試すのではなくしっかりとした情報収集を行うことが重要です。

代表的な代替医療としては下記の治療法がよくあげられます。

がん代替医療の基本

がんの代替医療と一言で言ってもその種類は多く、中には根拠が一切ないような治療法から世界では広く普及し成果を出している治療法など様々です。
がんの代替治療を考える上でまず最初にすべきことは情報収集で、数ある代替治療の評価や実績、根拠などを知っておくべきです。
病状や進行度によっては適さないケースもあるので必ず担当医に相談し、しっかり検討することが重要です。

病状について相談出来る病院や医師は必ず決めておきましょう

補完代替医療はどう思われている?

がん資料
上記の資料からも分かるように補完代替医療を「準備中~実行中」の患者さんが40%に対して、「熟考期」の患者さんがほぼ同等の43%を占めています。
このことから、補完代替医療に興味はあるが実行に移していないという潜在的な患者さんが多くいることが分かります。
また、代替医療の導入を決めるにあたって周囲からの影響を受けやすいということも明らかになっており、主治医やご家族が代替医療に否定的もしくは後押しするかでその後のがん治療に影響が表れやすくなっています。

がん代替医療について知っておくべき前提

がんにおける代替医療で科学的にその効能が証明されている治療法は現時点ではありません。まずは、患者さんやそのご家族はこの点を念頭に置いて代替医療の導入について考える必要があります。また、がんの進行が初期なのか末期なのかと言ったことも重要な検討材料になります。
多くの代替医療で重大な副作用や害を及ぼす可能性は低いという評価をされいる場合が多く、通常のがん治療と併用するということも検討されます。

  • がんによる身体症状を軽くするか?
  • がんによる精神症状を軽くするか?
  • 副作用はどのようなものがあるか?
  • 経済的負担に無理は無いか?
  • 相談できる医療機関はあるか?
  • 心地よいものであるか?

がんの代替医療を検討する場合、主に上記のようなことを問いかけてみる必要があります。
また、がんの代替医療の中には、がんの進行を遅らせることのほかに、日常生活に取り入れがん予防や健康維持に役立つ身近なものも存在します。

副作用が強いとされる抗がん剤についても知っておく

がんによる苦痛はがん細胞以外にも「抗がん剤」であるケースがあります。
多くの場合、抗がん剤はがんの完治を目的とするよりも延命効果を期待して使用されることが多いです。

そしてこの抗がん剤の副作用が強いため長期間抗がん剤による治療を続けていくと抗がん剤そのものの効能やメリットよりも副作用等のデメリットのほうが上回る状態となり、患者さんに身体的、精神的苦痛を与えてしまうこともあります。

このような背景があり、補完代替医療にも少しづつ注目されるようになってきました。

がんの治療は薬物だけではなく様々な療法が存在していることを知っているかどうかで治療へ向けた選択肢が大きく広がることになります。

抗がん剤の代表的な副作用として下記があげられます。

  • 吐き気や嘔吐
  • アレルギー反応
  • 下痢・便秘
  • 貧血
  • 口内炎
  • 疲労感
  • 手足のしびれ
  • 脱毛

上記はあくまで一例ですが、これらの副作用も把握したうえで抗がん剤などの薬物療法等を実施することが大事です。
長期的に治療をしていくにあたって治療効果や患者さんの苦痛についても検討するのは当然ですが、抗がん剤治療にかかる費用・経済的負担についてもあらかじめ把握することも重要です。

代表的な代替医療の紹介

がんにおける代替医療として比較的知られているものとして食事やサプリメントによる健康食品の摂取、がん治療中や治療後の適度な運動で健康維持を助ける運動療法、メンタルケアを中心とした心理療法針や灸、マッサージなどが挙げられます。
以下では、それぞれの療法の特徴について紹介していきます。

健康食品

食事・栄養

医師の食事指導により食事やサプリメントなどの「健康食品」の代替医療を実施する場合があります。がんの三大療法を受け、治らない場合や効果が無かったりする場合に試すケースがあります。
あるいは、手術後の食事として消化の良い食事として早期に回復を促す目的で導入されます。

野菜を中心によく噛んで食べるなど基本的な家庭でも実践できるようなことから、ハーブや漢方、その他サプリメントに至るまで実に多くの食養があります。ネットやテレビなどの情報だけでも多くの情報がありよく吟味することが重要です。がん治療中や経過観察中の方は特に自分で判断せず、医師に相談して食事やサプリメントを考えていく必要があります。
がん治療に関わらず、普段の健康維持、生活習慣病予防としても食事は非常に重要なのでぜひ意識してみてください。

2001 ~ 2002 年に実施した全国アンケート調査ではがん患者の 45%がCAMを利用し、その約9割が健康食品であったというデータもあります。

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ヨウ素療法(コロイドヨード療法)

ヨード治療・コロイドヨード

今のところ副作用が見つかっていない「がん細胞だけを攻撃」する体に優しい代替医療である「ヨウ素療法」というがん治療があります。
薬剤での治療は使い続けることで「耐性」が出来ますが、このヨウ素療法は耐性が無いことも大きなメリットの一つです。このようにメリットが大きいコロイドヨード療法について知識を深めてみましょう。

コロイドヨードのメリット

  • がん細胞だけを狙って攻撃
  • 正常細胞に悪影響はない
  • 副作用はいまだ発見されていない
  • 耐性が無い
  • 身体に蓄積されない

ヨーロッパと比較して日本国内では普及が遅れているコロイドヨードによる代替医療ですが、当サイトでは実績や安全性の観点から皆さんに知っていただきたいと考えています。

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運動療法

運動療法

がんの運動療法は症状や進行度によって個人差はありますが、目的としては大きく2つあると考えられます。

  • 治療中、治療後の運動
  • 予防としての運動

治療中もしくは治療後の運動については主に体力の回復促進や健康維持、うつのケアなどを目的に行われます。またはっきりとした根拠はないもののがんの転移や再発を防ぐとされる考え方もあります。また、予防としての運動については、がんに限らず様々な病気の予防、健康維持につながることは言うまでも無いでしょう。特に大腸がんの発生リスクを抑えるという調査結果もあり、がん予防という観点では積極的に運動療法を取り入れることを推奨します。

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心理療法

メンタル・心理療法

がんの心理療法は代表的なものとして「サイモントン療法」などのプログラムがあります。サイモントン療法はがんに限らずストレスを原因とした病に対して提供されるものとなっています。
心理療法は、一般的な治療、食事や運動などの代替医療と併用して行われるケースが多いです。効果に関しては数か月から2年程度で成果が見えてくるとされています。

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鍼灸・マッサージ

鍼灸マッサージ

代替医療としての鍼灸治療やマッサージは直接的にがんを治癒するものではなく、痛みや冷え、痺れなどの緩和を目的としたツボ(経穴)を使った治療でその歴史は2000年以上もあります。
多くの代替医療がそうであるように現代医療を補完する目的で取り入れることが良いとされています。

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